小島 功展 〜現代の浮世絵師と呼ばれた男〜
小島 功展 〜現代の浮世絵師と呼ばれた男〜
6月1日(木)~6月25日(日)
※月曜日・18日(日)休廊
10:00-17:00
主催:ギャルリーオー
共催:びわ湖大津館
特別協力:株式会社コオプロ
協賛:琵琶湖汽船株式会社
今回の展覧会は原画・版画が展示販売されます。
小島功氏の原画作品は殆ど販売されたことはありませんでした。
今回の展覧会は、 2015年に逝去されて初めての展覧会ということもあり、
開催期間中に限り特別に許可を得て販売いたします。
※ 原画販売についての事前お問い合わせはギャルリーオー加藤までご 連絡下さい。
小島功 ( 1928 – 2015 )
東京都台東区に仕立て職人の長男として生まれ、小学校時代の担任の先生の影響で、絵を描くことを始める。
東京大空襲で焼け出され、浅草・浅草寺妙徳院に身を寄せ、寺の本堂を借りて大きな絵を描き始める。浅草寺の菩薩の化身が、小島功美人画の原点とも言われ、この頃に杉浦幸雄の「風俗漫画」における女性の描写に憧れ、美人画に傾倒しはじめる。
1947年には、若手漫画家と「独立漫画派」を結成して、のちにやなせたかし、針すなおらが加入する事になる。
1956年に連載を開始した「仙人部落」、1974年からの「ヒゲとボイン」は、ともに人気を集め長期連載となる。
1964年には現在公益社団法人として活動中の「日本漫画家協会」を設立して、初代総務部長を歴任したのち、理事長を経て、名誉会長に就任した。
また、イラストレーターとしても多くの作品を残しており、その中でも酒造メーカー「黄桜」のカッパは特に有名である。
2015 年 4 月 14 日、この世を去るが、「漫画界一の流麗な線画」と評された画風は、今もなお多くのファンを魅了する。