【小島 功生誕90年記念事業】
小島 功~現代の浮世絵師と呼ばれた男~
美酒、美味、美女に愛された作家 小島 功。
流麗で、やさしくて、時には力強く描かれる線。創り出される世界は果てしなくエロティックで美しい。半世紀以上にわたり生みだされた作品群は、どれも圧倒的なエネルギーに満ち溢れている。
今回の展覧会では、黄桜の女かっぱをはじめとする小島功全盛期時代に画かれた作品の原画・版画を含めて展示販売致します。
<会期>
2018年2月16日(金)~2月28日(水)※休廊なし
10:00~17:00
主 催:ギャルリーオー
協 力:滋賀縣護国神社
特別協力:株式会社コオプロ
~展覧会にあたり~
古来より神社という空間は、地域の人々が集うコミュニティとして存在しております。
小島功氏は、漫画というジャンルで多くの作品を生みだし親しまれて参りました。
生前、本当に多くの方々に作品を楽しんで頂きました。今まで描きためてきた作品をより身近に、より多くの方々に、地域の人々が集うお社でお楽しみ頂ければ幸いです。
<会場>
滋賀縣護国神社斎館
〒522-0001 滋賀県彦根市尾末町1−59
<作家略歴>
小島 功 < こじま こう > ~漫画家~
昭和 3年 東京都大東区生まれ
浅草で育ち、幼少の頃から漫画を描き始める。終戦直後に「新夕刊」に漫画の投稿を始め、各出版社で連載を始める。
昭和22年 長 新太、八島一夫、関根義人、馬場辰夫、金子泰三、中島弘二らとともに「独立漫画派」を結成。
昭和39年 「日本漫画家協会」設立。
昭和40年 大橋巨泉、朝丘雪路司会のテレビ番組「11PM」にレギュラー出演。18年間、独特のキャラクターとして親しまれる。
昭和43年 「日本のかあちゃん」と「7-8=1」で第14回文藝春秋漫画賞受賞。
昭和48年 加藤芳郎と漫画雑誌「ユーモリスト」を発刊。画全盛時代に対抗して、ナンセンス漫画家たちの同人誌を立ち上げる。
昭和49年 清水 崑氏より「女河童」を引き継ぐ。黄桜CMキャラクターとして一世を風靡した。
昭和55年 「朝日新聞」に政治漫画を連載開始。
昭和59年 画業35年展開催
平成 2年 紫綬褒章受章
平成 4年 日本漫画家協会理事長に就任。平成26年に公益社団法人となる。
平成12年 勲四等旭日小綬賞受賞
平成16年 画業60年展「小島功美女と遊ぶ」を開催
平成23年 漫画家協会名誉会長就任
平成27年 享年87歳 上野寛永寺に眠る。