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戦中学級日誌

第二次大戦中に瀬田国民学校五年智組で描かれた「学級日誌」の展覧会を開催いたします。五年智組の教諭・西川綾子さんの自宅で保管され現在まで残りました。色鮮やかな入学式、防災ずきんを被っての登下校の様子など「絵日記」を通じて、戦時中のこども達が何を考え、何を想い、日々過ごしていたのかを知ることのできる機会です。どうぞご覧ください。

戦中学級日誌

<会期>
2013年7月30日(火)〜8月4日(日)
open 10:00-17:00(最終日は16:00まで)

五年智組のお話し会
学級日誌の作者である五年智組のメンバーである、内田喜代子さん(80歳)、奥村早智子さん(80歳)、本郷豊子さん(80歳)にご協力頂きまして。当時の話をご紹介頂きます。

8月3日(土)13時〜 参加費:無料
会場:ギャルリーオー

<関連企画>
女性が語る戦争体験 with Herbal tea
7月31日(水)13時30分より
会場:リュエルしなやか
会費:600円(ハーブ茶・クッキー付)
定員:20名(事前予約が必要です)

今から68年前1944年4月瀬田国民学校五年智組西川綾子教諭(当時27歳)のもと。「学級日誌」は開始された。
生徒達が毎日放課後に描いた191枚の日誌は自由な発想で描かれており、太平洋戦争中だった当時の社会情勢や子供達の思考、日々の暮らしが綴られている。終戦を迎えた1945年、GHQにより9月に発せられた「プレスコード」によって、軍国主義的な戦前・戦中の日本を肯定するものなどについては、あらゆる媒体他、一般市民発行の本に至るまで厳しく取り締まった。教育の現場では、子供達に直接教材へ線を引かせるなど、徹底していた。当時の状況から考えると、この学級日誌は没収・廃棄の対象となった可能性が高かったのだが、西川綾子教諭の自宅に保存されていたため、難を逃れた。平成2年大津歴史博物館が開設されたのを機に寄託され、現在は大切に保存されている。当時の半紙に描かれた日誌は劣化しており、直接触れることはできなくなっているが、データ化され、今回の展示へと繋がった。2007年以降、龍谷大学瀬田学舎・南大萱資料室にてこの戦中「学級日誌」は公開されている。今年度は7月25日、26日に瀬田公民館2F会議室にて、その後、ギャルリーオーへ場所を変え展示される。戦後68年が経過し、時代が流れていく中で当時の子供達が何を考え、何を想い、日々過ごしていたのかを知ることは大変貴重である。

ギャルリーオー 加藤晶子

※瀬田国民学校(現 瀬田小学校)
※「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」(武士道の八徳目)戦前、学校での組名称に利用されていた